神奈川の温泉地は日帰りデートにピッタリ!箱根・小田原エリア編
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首都圏からもほど近く、温泉を楽しめるエリアとして人気。
箱根・小田原エリアにある温泉地を皆さんいくつご存知でしょう。
今回は、あまり知られていないような温泉地の情報も併せて、一気にご紹介していきます。
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・温泉地の特徴
四季折々の風景と5色の温泉が、箱根に訪れる人を暖かく迎え入れてくれます。
明治27年に早雲地獄から引き湯されたことから、強羅温泉の開発が始まり、明治45年から温泉付き別荘分譲が始まりました。
強羅からの温泉は昭和24年に採取されて、46箇所の源泉数を掘り当てるに至ります。
その色合いから、5色パステルカラー温泉とも言われていて、訪れた人に親しまれていますね。
強羅温泉は大涌谷からの硫酸塩泉、早雲山からの単純硫黄泉がメインで、他にも単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉など様々。
・お湯の効能・特徴
5種類の泉質を一度に楽しめるので、観光の拠点として便利。
泉質の効能は「切り傷、火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人疾患、美肌効果」など。
・温泉地の特徴
童謡や童話で知られた金太郎伝説が残る温泉地。
金太郎は姥と一緒に金時山の南麓に住んでいたと言われますが、その場所に仙石原温泉があります。
箱根の最も北にある標高700メートルにある温泉地で、その周辺には「下湯、上湯、元湯場、俵石、仙石」の五つの湯がありますが、これらを総称して仙石原温泉と言います。
泉質は美白の湯と知られていて、それを感じさせるような乳白色のにごり湯。
女性に大変人気のスポットですので、大人な二人の優雅な観光旅行にぴったりですね。
・お湯の効能・特徴
乳白色のにごり湯で、泉質の効能としては「神経痛、筋肉痛、関節痛、高血圧、動脈硬化、切り傷、火傷、慢性皮膚炎、美肌効果」などがあります。
・温泉地の特徴
大平台温泉は、戦国時代から続く歴史情緒あるところで、箱根十七湯のひとつとして知られています。
温泉地になる前は箱根細工の名産地として栄えましたが、昭和24年になると地元の有志達の協力で温泉が掘り当てられ、現在にも続く、温泉地としての歩みが始まりました。
箱根山のほぼ中腹に位置するその場所は、里山の雰囲気が現代でも残っており、昔懐かしい風景を鑑賞することができます。
夏は涼しく、冬はほとんど雪が降ることはありませんので、1年にわたって過ごしやすい観光地です。
・お湯の効能・特徴
泉質はサラサラとした単純温泉・アルカリ性単純温泉で、水がおいしいことも有名です
「名水・姫の水」。
泉質の効能としては「神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌効果」などがあります。
・温泉地の特徴
箱根・大涌谷と聞けば、日本人なら誰であってもその場所が何なのか、知らないはずがありません。
もうもうと立ち上る火山のエネルギーを利用して、温泉地はつくられましたが、それでも明治の頃は温泉の量が少なく、現在のような姿ではありませんでした。
そこで火山から紛失してきた蒸気と地下水を拭き当てて作った温泉と、水から湧き出る温泉を混合した結果、現在の箱根が築き上げられたのです。
それはまさに、明治時代から続く、硫黄の香る地に住む人々の努力の結晶なのですね。
・お湯の効能・特徴
美肌効果のある温泉の泉質は「塩化物泉、硫酸塩泉、酸性泉」
効能は美肌効果だけではなく「冷え性、動脈硬化、皮膚病」などがあります。
・温泉地の特徴
箱根湯本は箱根で最も古い歴史を誇る湯処です。
駅前の土産物店や飲食店、観光客で賑わう商店街を通り抜けると、世間から切り離された蒸気が立ち上る温泉街にたどり着きます。
伝統をその肩に背負った老舗旅館や、趣のある和風旅館が軒を連ねているその姿は、しばし時間の流れを忘れてしまうほどです。
一大観光地箱根の表玄関として、アクセスが便利で多くの人が行き交っているのにも関わらず、伝統を失うことなく、どこか秘湯的な雰囲気を醸し出しています。
・お湯の効能・特徴
泉質は単純温泉・アルカリ性単純温泉・ナトリウム‐塩化物泉。
泉質の効能は「神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌効果、切り傷、慢性皮膚炎」など。
・温泉地の特徴
木賀温泉は箱根七湯の一つと言われていて、子宝に恵まれると言う評判です。
古くは江戸時代、将軍に献上するために木賀温泉の湯が、江戸まで運ばれたこともあるという逸話もありますね。
木賀温泉の源泉地は、標高440メートルのところにあり、源泉を汲み上げるポンプからは白い湯気がぼうぼうと上がり続けています。
源泉の総数は10で、温度は20°から80°。
以前は上ノ湯、菖蒲ノ湯、岩ノ湯、谷ノ湯、大滝ノ湯の5つの元湯で賑わっていました。
・お湯の効能・特徴
泉質は単純温泉、アルカリ性単純温泉、ナトリウム‐塩化物泉、ナトリウム・カルシウム‐塩化物・淡水素泉。
効能としては「リウマチ、筋肉痛、関節痛、冷え性」などがあります。
・温泉地の特徴
芦ノ湖温泉は、もともと江戸時代から宿場町として栄えていましたが、明治に入ると避暑地として多くの人たちに知られるようになり、観光客が押し寄せるようになりました。
芦ノ湖の東南岸にある「箱根十七湯」の一つで、過去には「富士山の見えるところに温泉は湧かない」と言われていましたが、昭和41年、1966年に引き湯に成功してからは、温泉地としての役割も担うようになります。
周囲には温泉地らしい硫黄独特のにおいが漂い、人々の観光気分を盛り上げてくれますね。
・お湯の効能・特徴
泉質は単純温泉、単純硫黄泉で、お湯の温度は70°から80°。
効能は「神経痛、関節痛、動脈硬化症、慢性皮膚病、疲労」などです
・温泉地の特徴
芦ノ湖畔蛸川温泉は、箱根十七湯の中で最も新しい温泉地で、昭和62年に駒ヶ岳ロープウェイの北側から噴出し、現在の形になったのは平成5年です。
二つの源泉から噴出している天然温泉は、毎分約128リットルという膨大な量ですよ。
最初の段階では芦ノ湖温泉と一緒に「元箱根温泉」として知られていましたが、後になって「蛸川温泉」として独立した温泉地となりました。
なぜそれだけ蛸川温泉が独自の魅力を持っていたのかと言うと、名前の通りに芦ノ湖畔の眺めが一望できるロケーションの温泉ということで、人々から支持されたからですね。
・お湯の効能・特徴
蛸川温泉の泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸塩泉、塩化物泉。
お湯の効能は「神経痛、筋肉痛、関節痛」などです。
・温泉地の特徴
周りをいくつもの山々に囲まれている宮城野温泉は、その立地から四季折々の風景を楽しむことができる場所になっています。
温泉はカルシウムやナトリウムなどのミネラルが豊富。
美肌効果だけではなく、傷の治りも良くなるということです。
それはなぜなのかと言うと、肌の潤いを保ってくれる「硫酸塩泉」と、保湿効果のある「塩化物泉」がミックスされることによる温泉の力なのですね。
アルカリ性でまろやかなお湯なのですが、見た目は無色透明。
けれども、ポカポカと優しく体を温めてくれますよ。
・お湯の効能・特徴
泉質としては塩化物泉と硫酸塩泉。
お湯の効能は「神経痛、腰痛、関節痛、疲労、胃腸病、冷え性、高血圧」などがあります。
・温泉地の特徴
芦ノ湖の北岸にあり、標高800メートルぐらいの湖尻高原で開発された温泉地です。
周囲には硫黄の香りが漂い、観光客の気分を盛り上げてくれます。
元箱根温泉周辺には芦之湯や姥子、蛸川などの他の温泉地がすぐ近くにある好立地ですから「箱根温泉といっても、どこが自分に合うかよく分からないので、いろんなところを回ってみたい」。
という人にとって、元箱根温泉という場所はまさにおすすめです。
元という字が付いていますが、開発されたのは1960年代の比較的新しい温泉地です。
・お湯の効能・特徴
薬湯とも言われている硫酸塩泉は、マグネシウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラルバランスが豊富。
お湯の効能は「リウマチ、疲労、動脈硬化、美肌効果」などがあります。
・温泉地の特徴
湖尻温泉は、箱根温泉郷の中でも比較的新しい温泉地で、開発が始まったのは1960年代。
箱根温泉郷で珍しく炭酸を含んでいる温泉で、様々な病気に効果的だと言われています。
源泉地は芦ノ湖の北の湖畔、桃源台港近く。
標高730メートルから850メートルくらいの場所にある温泉地です。
芦ノ湖の水源のほとんどは、湖底から湧き出る水で、その規模は神奈川県内最大。
泉質は炭酸水素塩泉と硫酸塩泉の2種類。
美肌効果もあるので、女性に喜ばれる温泉となっています。
・お湯の効能・特徴
お湯の効能は「美肌効果、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、切り傷」など、様々な悩みに効果があると言われています。
・温泉地の特徴
箱根十七湯のひとつの小涌谷温泉は、箱根山の中腹(標高約600メートル)にありますが、源泉の数はなんと22もあります。
昔は今と違って、不明の上がる荒れ果てた地形だったので大涌谷の大地獄と共に、小地獄と呼ばれていました。
江戸時代に発行された箱根の案内書「七湯の枝折」によると「地一めんに熱し巌の間より泥湯玉きりにゆる」と、地獄のような景観が楽しまれていました。
そんな小地獄が、現在の小涌谷と名称が改められたのは、明治天皇が明治6年に行幸されたので、それに合わせての改名でした。
・お湯の効能・特徴
全22本の源泉の湧出量は毎分薬1819リットル。
泉質はアルカリ性単純温泉、単純温泉、塩化物泉など。
効能として「神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌効果、切り傷、慢性皮膚炎」など。
・温泉地の特徴
約400年前、戦国時代の有名な大名である武田信玄が、傷を負った兵たちに湯あみをさせたという伝説が残る「信玄の隠し湯」として有名です。
それだけではなく、最近では皮膚の脂肪や分泌物を洗い流す効果が認められて「美人の湯」としても人気があります。
比較的アクセスが容易なのにも関わらず、周辺は静かで落ち着いた雰囲気で、どことなく秘湯感を感じさせる佇まいです。
その周りは、新緑で覆われていて、秋のシーズンになると紅葉が美しく色づく、自然に恵まれた人気の観光スポットですね。
・お湯の効能・特徴
泉質は単純温泉で、美肌効果があることが最大の魅力です。
その他の効能としては「神経痛、リウマチ、筋肉痛、高血圧、皮膚病」などがあります。
・温泉地の特徴
大涌谷の麓に湧く800年以上の歴史を持つ古い温泉。
なぜ姥子温泉という名前が付けられているのかと言うと、足利山の金太郎と山姥の伝説から「金太郎ゆかりの湯」として昔から有名だったからです。
江戸時代に書かれた「七湯の枝折」には「明礬湯にして専ら眼病によし」として、古くから眼病に効く温泉として、親しまれてきました。
本格的な湯治場として、現在の形になってきたのは明治になってからで、 有名な夏目漱石も訪れたと言われています。
湧出量は毎分762リットルで、 現在でも自然に湧き出てくる温泉が使われていますよ。
・お湯の効能・特徴
総源泉数は5本で、泉質は単純温泉、硫酸塩泉。
効能としては「神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、冷え性」などがあります。
・温泉地の特徴
底倉温泉は箱根七湯のひとつに数えられていて、古くは1400年代に温泉地であったことが、江戸時代後期の書物「底倉記」によって読み取ることができます。
さらには、あの農民から太閤殿下にまで上り詰めた立身出世の人である豊臣秀吉が、小田原城を攻める際に野営地近くの洞窟で、蒸気浴を行ったと言われていて、その天然の洞窟は現在でも残っているのです。
泉質の塩化物泉が大量に湧出していて、口に含むと塩気が感じられます。
塩の湯が流れているので、温泉から出てきた珪酸が蛇の骨のように見えることから「蛇骨川」と言われているのですね。
・お湯の効能・特徴
源泉の温度は約70°、泉質はナトリウム・塩化物泉。
効能としては「神経痛、筋肉痛、冷え性、皮膚病、美肌効果」などがあります。
・温泉地の特徴
塔ノ沢温泉の周辺は豊かな緑に囲まれていて、風光明媚な格調高い温泉旅館が点在していています。
そのうちの2軒の老舗旅館は、塔ノ沢だけではなく、箱根全体を代表するような宿です。
温泉として整えられたのは慶長10年(1605年)、箱根7湯としては新人と言える源泉ですね。
箱根湯本と一つ隣の駅ということで、交通の便がありますから観光に最適でしょう。
観光スポットも数多くあるので、狭いエリアに見所が凝縮された場所になっていますよ。
・お湯の効能・特徴
主な泉質としてはナトリウム‐塩化物泉。
効能は「神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌効果、切り傷、慢性皮膚炎」などがあります。
・温泉地の特徴
湯の花沢温泉は、標高約935メートルの高原に位置しているので、箱根温泉の中でも最も高い位置にある温泉地です。
普通のところと違って高いところに、にごり湯の露天風呂もあるので、晴れた日には「まるで手を伸ばせば、雲に手が届いてしまうのではないだろうか?」と、錯覚してしまうでしょう。
そして、夜の満天の星空は想像を絶するほどの美しさ、このような光景を鑑賞したカップルにとっては、これ以上ないロマンチックな夜になるかもしれません。
・お湯の効能・特徴
箱根の中で最も高所に位置する温泉で、白楽の硫黄泉が人気。
主な泉質は単純硫黄泉で、効能は「神経痛、筋肉痛、冷え性、高血圧症、動脈硬化」などです。
・温泉地の特徴
二ノ平温泉は、強羅と小涌谷のあいだにある標高550メートルぐらいの丘の上にある温泉地です。
その歴史は他と比較すると新しいもので、地下約300メートルから温泉が掘削されたのは1963年。
伝承によると、浅間山(箱根外輪山)をねぐらとする大蛇を村人が退治したところ、大蛇がもがき苦しみ、打ち付けた尾が箱根の台地となり、さらに大平台と二ノ平が出来上がったと言われています。
温泉は、肌のクレンジング効果が期待できるとあって、訪れる人が多いために保養所がいたるところにありますね。
日頃の疲れを癒すために、多くの人が二ノ平を目指すのです。
・お湯の効能・特徴
泉質は単純温泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉。
まろやかで入りやすい温泉で、効能としては「神経痛、関節痛、疲労、冷え性、肩こり、美肌効果」などです。
・温泉地の特徴
有名な湯河原温泉は、令和の時代にその出典として、再び注目が集まっている「万葉集」でも「足柄の土肥の河内に出づる湯の 世にもたよらに子ろが言はなくに」と、詠まれている歴史ある温泉です。
温泉は刺激が少なく、昔から「子宝の湯」として有名だったために、鎌倉・室町時代から親しまれていて「こごめ(子込め)の湯」「こごみ(子込み)の湯」と、言われていました。
最近の話ですが2003年になると、湯河原を愛した作家である、国木田独歩にちなんで「独歩の湯(日本最大の足湯施設)」が開設されています。
・お湯の効能・特徴
お湯の温度は約68°、泉質は塩化物泉。
効能は「婦人病、胃腸病、冷え性、皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩」などがあります。
・温泉地の特徴
小田原温泉は何と言っても、公共の交通機関のアクセスが良いので「ちょっと疲れたから、温泉に入って癒されたいな~」という人たちの、日帰り温泉ツアーとしても人気です。
周辺には温泉施設が点在しているので「この前はこっちを利用したから、次はあっちに入ってみよう」と、いろんな施設を利用することができますし、満足度も高いですね。
標高200メートルの小高い丘に小田原温泉は位置していて、山の方に目を向けると四季折々に彩られる箱根の山々、視線を下げると相模湾を一望できるという、絶好のスポットとなっています。
・お湯の効能・特徴
泉質は塩化物強塩泉です。
湯の効能としては「冷え性、切り傷、関節痛、リウマチ、火傷、筋肉痛、婦人病」などがあります。