「名前を付けて保存」する男性と「上書き保存」する女性

過去の恋愛に関する対処法ですが、男女で違いがあるようです。

男性が「名前を付けて保存」するのに対して、女性は「上書き保存」すると言われます。

この男女の心理の違いについてご説明します。

「名前を付けて保存」する男性

「名前を付けて保存」というのは、男性が過去に付き合った女性との思い出を大切にすることからきています。

男性は過去の女性との思い出を美化しやすく、いつまでも付き合った当時のことを覚えています。
過去の女性達一人一人の名前を付けたフォルダに、メールや写真などを保存しておくという意味です。
昔であれば、女性から送られた手紙を処分せずに、箱の中などに取っておくのと似ています。

女性はそれを見つけると、今の自分は愛されていないように思ってしまいます。
多くの女性は、男性にメールや手紙を処分するように言いますが、男性にとってそれは思い出を捨てることです。
単なる物ではなく、「思い出」という人生の1ページなのです。男性の方が、ロマンチストなのかもしれませんね。

「上書き保存」する女性

女性の場合は「名前を付けて保存」する男性とは違い、新しい恋人ができると過去の恋人との思い出を切り捨てる傾向があるようです。
このことから、「上書き保存」と呼ばれます。

女性の方が現実的で、過去の思い出より今を大切にしているということでしょう。
たしかに今が幸せなら、過去の思い出にひたったりはしないでしょう。

しかし、幸せでない場合は女性も、過去の思い出を懐かしむことはあります。
たとえば、離婚して再婚相手と幸せに暮らしている場合は、過去に戻りたいとは思わないでしょうけど比較がありますから、以前の生活の方が良かったと思う場合もありそうです。

女性の方にも、「名前を付けて保存」したくなるような例外はあるでしょうが、それは思い出が価値のある場合ではないでしょうか!?
過去を振り返りたくない忘れ去りたい思い出だった場合に、「上書き保存」となるのでしょう。

過去の恋人に嫉妬するとき

男性の「名前を付けて保存」と女性の「上書き保存」という性質を踏まえた上で、女性が男性の過去の恋人に嫉妬する場合があります。

女性は「上書き保存」で今の恋人を大切に思っていたとしても、男性が過去に付き合った女性を「名前を付けて保存」していた場合、女性の気持ちは穏やかではありません。
過去の恋人に嫉妬してしまうことがあります。

しかし、男性は浮気しているわけではなく、思い出を大事にしているだけです。
このとき、女性が問題としているのは、過去の恋人に連絡を取っているというものでない限り、今の自分が愛されていないかもしれないという問題でしょう。

「上書き保存」する女性としては、男性が過去の恋人に連絡を取って復縁してしまうかもしれない……などと不安になってしまうのです。

とくに、過去の恋人が自分よりはるかに魅力的だった場合などには、嫉妬の気持ちがより強くなるようです。
男性が過去の恋人の話を出すたびに、今の自分と比較して落ち込むようなことにもなりかねません。

男性としては、元カノと今カノとを比較しようなどという意図はなく、過去の話をしているだけでしょう。

しかし、その話を聞く側に嫉妬があると、比較されているような気持ちになってしまいます。
比較されているように思えるだけで、実際に比較されているのかについては思いすごしかもしれませんから、冷静に考えた方が良さそうです。

復縁を考えるとき

どんなときに「復縁」を考えるかですが、現在の恋人に不満がある場合や過去の恋人に会っている場合でしょう。

今付き合っている恋人に不満があると、過去の恋人に戻りやすくなります。
しかし、過去の恋人の気持ちが関係してきますから、この人に恋人がいたり、気持ちがない場合などは復縁の可能性は低くなります。

男性の「名前を付けて保存」という性質を考えると、過去の恋人との思い出を大切にしていたり、連絡を取っているからといって復縁するとは限りません。
大切なことは、女性の側はつまらないヤキモチを妬いて、現在付き合っている男性との関係を悪くしないことと、過去の恋人のことを悪く言わないことです。

また、男性の側は、付き合っている女性にヤキモチを妬かれないようにすることと、過去の恋人との関係を説明しておくことや元カノに会わないことです。
元カノに会ってしまうと、今カノの妄想が激しくなります。

嫉妬は妄想ですから、妄想をかき立てるような情報を与えないことでしょう。
ヤキモチを妬く側は苦しい気持ちですが、ヤキモチを妬かれる側は愛されているという実感が持てます。

ヤキモチはほどほどに妬かれる分にはいいですが、ヤキモチを妬きすぎると今の恋人との関係が悪くなったり、恋人の性格によっては元カノにまで害が及ぶ場合もあります。

男性の思い出を大切にする気持ちはわかりますが、すぎたことでゴタゴタしたくなければ、今の彼女にわからない形で思い出を保存することをおすすめします。

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