留学費用をポンと出してくれました
私は英文科で勉強をしている大学生です。
夢は海外語学留学です。
ただ、ウチは私が小さい頃に両親が離婚して片親で、しかも大学生になってから知らされたのですが、父親はろくでもない人で、ギャンブル、浮気、そして養育費も1年位で支払われなくなったのだとか。
いまはどこにいるのかもわからない状態。
母親には苦労をかけてきましたし、海外留学の費用なんて言い出せるわけがありません。
しかし海外留学の夢は諦めきれずに、居酒屋でアルバイトをしていました。
ただ居酒屋でアルバイトをしたって、たかが知れていますし、あまりバイトを頑張りすぎると肝心の英会話の勉強がおろそかに…。
留学資金を貯めるにはアルバイトをもっとがんばらないと、だけど英語がおろそかに、英会話を頑張ればバイトの時間も限られてしまう、どうしようもない状態でした。
つらい現実
そんな時に同じ大学の友人に交際クラブ・デートクラブを紹介されました。
デートクラブって聞いたことはありましたけど、出会い系サイトのようなものなのかなと思って避けていました。
でもその友達曰く、「食事デートするだけでお小遣いをもらえる」とのことでした。
相場は決まっていないけど食事をご馳走になった上に1万円はもらえるとのこと。
しかもたまにとても素敵な男性とデートできる、そうじゃなくても人生の成功者と話をするだけで間違いなく世界が変わる、なんて言っていました。
そんな美味しい話はないだろう、と思いましたが、居酒屋のアルバイトだけでは苦しいので、友人が登録しているクラブを 紹介してもらいました。
ドキドキのデート
元々ルックスはそんなに悪くないと思っていました。
実は大学の準ミスになっていますから。
すると、すぐに男性からオファーがありました。
待ち合わせ場所はホテルのロビー。
どうやら最初のデートはホテルのロビーとかラウンジが多いみたいです。
確かに安心感はありますね。
貧乏人の私にとってはでドキドキでした。
待ち合わせの時間になったので、男性に電話しました。
その方の年齢は60代くらいの優しそうな年輩の方でした。
だけどスーツ姿も素敵で年輩なのに品があってカッコイイんです。
「どこに行こうか?何か食べたい物のある?」と聞かれましたが、緊張して「な、あな、ななんでもいいです」と。
つかみはこれでオッケーみたいで、それで和やかな雰囲気になりました。
「じゃあステーキなんてどうかな」と言われてステーキ屋さんに。
貰ったお小遣い
といっても、私がたまに奮発して食べるファミレスのステーキとはまるで違い、店構えも高級感が漂っていました。
よくテレビ番組で観る目の前でお肉を焼いてくれる、そして炎がぼわっとなるアレです。
テレビなどでは「口の中で溶ける~」なんて言っていましたけど、肉って本当に溶けるんですね。
こんなにおいしいお肉なんて初めて食べました。
心の底から「おいしぃ!!!」って叫んでしまいました。
ついニコニコして食べていたようで、男性はそれを微笑ましく見ていました。
食事が終わると、交通費という名目でお小遣いをいただけました。
しかも家に帰ってみたら2万円も。
とても楽しかったですし、食事は美味しかったですし、お小遣いをいただける事を忘れていました。
そして「また会ってくれるかな」と。
それから月に2回くらい食事デートさせていただいています。
憧れの父親像
私は父親の記憶がないので、どこかこういう男性に憧れていたのかもしれません。
その男性と食事をしているととても和やかな気持ちになってくるんです。
でも本当にこれだけでお金をいただいていいのだろうか、という罪悪感もありました…。
そして何回目かのデートの時、少し慣れてきたしお酒が入ったこともあり、つい自分の夢を話してしまったんです。
そして海外留学をしたいけど、アルバイトを頑張れば英会話の勉強が進まない、英会話の勉強をすれば留学資金が全然貯まらない、だからパパ活を始めたということも。
そしてその男性が初めてだったってことまで。
そして「でも、○○さんにお小遣いをたくさんいただいているので、今は英会話を頑張れています」と感謝の言葉も伝えました。
留学費
すると、「留学資金はいくらくらい必要なの?」と。
私的には400万円あればなんとか1年位は大丈夫かな、と思っていて、今200万円くらい貯まっている、ということを伝えました。
後日、デートをしている時に男性が「僕が留学資金を出してあげるよ」といって500万円をぽんと差し出したんです。
お小遣いをいただくだけでもうれしいのに、さすがにそれはお断りしました。
ですが、「僕はお金はあるんだよ。ただ僕はもう夢も特にないから、頑張っている人にプレゼントしたいんだ。これまでたくさん○○ちゃんに夢をもらったからね」と。
そして「貯めた200万円はこれからのためにとっておきなさい、若いうちしか留学できないんだから、後悔してはいけないよ」と気持ちも後押ししてくれました。
まとめ
その気持ちにこたえたいと思って甘えることにしました。
パパ活ってよく言いますけど、私にとっては本当に父親みたいな感じの男性になりました。
そして頻繁に帰ってきて、その際は必ずその男性とまた食事デートしようと思っています。
友達の言う通り、交際クラブ・デートクラブで私は世界が変わりました。