気持ちがわかればいいのに
交際クラブ・デートクラブでもつきあっている相手の考えていることがわかればいいのになと思うことがあります。
相手の気持ちがわかればこれほど苦しい思いをしなくてもいいのにと思うのです。
しかし、相手の気持ちがわからないから恋愛は楽しいということも言えますね。
■優しさには二通りある
恋愛はこうでなければいけない…こうしなければいけないという風に決めつけるものではありません。
出会いからすんなりと始まる恋愛関係もあります。
一方で悩んで悩んで悩み抜いて告白をして意中の異性を獲得したという人もいることでしょう。
好きであってもその人に他とつきあっている異性がいればあきらめなくてはいけません。
それを承知の上で交際を申し込む人もいることでしょう。
大切なのは自分の気持ちに素直になることです。
歳を取ってくると年齢が邪魔をしてしまって、思い切ったことができなくなるのです。
そういった意味でも若さというのはときにとてもパワフルだと感じることができます。
若い頃の恋愛や相手を思う思いというのは、どうしても思考がこり固まってしまいがちです。
こうしなければいけないというと思考が固まってしまって、行動の選択肢を自ら狭めてしまうのです。
そうなると臨機応変に、ある意味出たとこ勝負的である柔軟な思考というものができなくなるのです。
相手に対して、恋愛感情がそのまま成就することはそんなにありません。
何度も挫折を繰り返して、人としての経験値を上げていかなければいけないのです。
恋愛が教えてくれるものとして、もっとも大きなものは優しさです。
人は恋愛をすることで優しさを学ぶのです。もちろん普段から優しい人もいますが、恋愛をすることで学ぶことのできる優しさはその人だけに向けての優しさであって、広い意味での優しさではないという考えもあります。
しかし、優しさは万人に向けてのものと、さらには特定の人に向けての優しさの二つがあると考えれば、それもまた理解できるというものですね。
■人の性格もいろいろ
細かい人といい加減な人がいます。
性格は大きくこの二つのタイプにわけられそうです。恋愛をしているときはどちらかというといい加減な人のほうが好まれるものです。というのもいい意味では融通が利くということでしょう。
ちょっとした考え方の違いや行動パターンの違いであっても許容できる包容力があると考えられるからですね。
恋愛時代から細かい性格でしたら、時間に少し遅れただけで口論になることもあるでしょう。
ちょっとした考え方の違いでむくれてしまうことになって、せっかくのデートが楽しくないものになりがちです。
そう考えると融通が利く人というのは付き合いやすいタイプと考えていいと思います。
出会いのときはそんな性格はわからないのが普通です。
普段から接することでその人となりの性格というものがわかってくるのです。
いずれにしてもいい加減な人のほうが話しやすいですから、つきあっていくなかで親密になる速度も速くなるのです。
それでは、性格の細かい人はダメなのかということになります。つきあうにはいい加減な人のほうが楽しいのですが、結婚するとなるとどうでしょうか。細かい性格の人のほうが堅実で確実な人生設計を立てられそうです。人生の中で結婚後の生活のほうが長丁場となるので、細かい性格の人のほうがいいでしょう。
あとはこちら側でパートナーをうまくこなしていくことで細かい人でも上手につきあっていくことができるようになります。
そんな人の操縦術も恋愛時代にわかるものなのです。
■人として成長したい
相手の気持ちがわかればこんなに悩むことはないのに…そんなことを思う人も多いと思います。
相手が何を考えているかがわかれば恋愛で悩むこともないのかもしれません。
しかし相手が何を考えているかわからないからこそ恋愛は楽しいものです。
出会いから恋愛関係に至るまでには様々なことがあったことでしょう。
相手が自分のことをどう思っているのか、好意を持っていることがわかればすぐにでも告白したいと思ってしまいます。
しかし、それがわからないから告白できない…そうこうしているうちに意中の人を他の人にとられてしまうこともあります。
恋愛は運命的なもので出会いも必然という人がいます。
ある意味正しいように思えるのですが、自分で行動しなければ始まりません。
黙っていて向こうから告白してもらえたら何の苦労もないのですが、それでは人間としての成長は見込めないのです。
とにかく行動することが大事です。そして、闇雲に行動するのではありません。
行動も成功する確率が高いタイミングを計りたいものですね。
ですから、思うままに行動する人を行動力のある人とうらやましがる必要もないのです。
熟考を重ねて最善の対民を見極めることが大切です。
もちろん早めに行動を起こしたほうがいいときもあるでしょう。
それもこれも相手を観察して考えることです。人を好きになることで、人を見る目を養うことができます。
それこそが交際倶楽部・デートクラブだけでなく、恋愛に対して、人を好きになるにあたってとても大事な部分なのです。