大人デート知識 高級旅館では心付け(チップ)は必要?
交際クラブ・デートクラブを利用して、パパ活女子と定期契約を結び、たまには遠くに旅行に行って、高級旅館に宿泊する機会があるかもしれません。
その時に問題になってくるのは「仲居さんに心付けを渡すべきだろうか?」という事に悩まれるかもしれません。
ですので、今回はそのようなことに悩まずに、快適にランクの高い旅館を利用するためのマナーを紹介していきます。
■仲居さんに必ず心付けを渡さなければいけないというわけではない
なんとなく「高級な旅館では、仲居さんに心付けを渡すもの」というような、マナーがあるように思うかもしれませんが、心付けはあくまでも気持ちですので「絶対渡すもの」というルールではないのです。
そもそも、旅館ではスタッフのサービス料金も、宿泊料としてすでに支払っているので、それ以外に払わなくても何も問題はないのです。
ですから「高級な旅館だったら、心付けを払わなくちゃいけないんだろうな・・・」とは考えず、仲居さんにサービス料を支払うというのは逆に失礼なのだということを、カップルで高級旅館を利用する際は覚えておきましょう。
■心付けを渡すシチュエーションとは?
別に心付けは渡さなくても問題にならない、というのは分かっていただけたと思います。
それでは心付けを渡した方が良い状況とはどのようなものなのかと言うと、旅館の方にとてもお世話になったという場合や、ものすごく迷惑をかけてしまったという状況です。
そこでさりげなく渡すことで、渡した本人も心安らかに、その後の宿泊を快適に過ごせることでしょう。
具体的に説明していくと、布団を汚してしまったり、旅館の内装に傷をつけてしまったりなど、迷惑をかけてしまった場合、心付けを渡すことをお勧めします。
この場合は、宿泊客が本当に申し訳ない気持ちになるでしょうから、ある意味心付けを渡すことが、頭を下げることや謝罪の言葉を述べることと同じような意味を持つので、大分気持ちが楽になると思います。
他のシチュエーションとしては、仲居さんのサービスにとても満足したという場合です。
これは欧米でのチップ文化のように「良いサービスをしてもらったら、それに値する報酬を支払う」という考え方ですので、高級旅館の仲居さんであれば、 心付けにふさわしい接客をしてくれるでしょう。
■心付けを渡す時は作法をしっかり守って行う
お世話になったスタッフに心付けを渡したいと心の底から思ったら、それは渡したほうがいいのですが、欧米のように現金をそのまま手渡しだと、日本ではマナー的によろしくないと思いますので、ポチ袋や祝儀袋に入れてからお礼をしましょう。
その時の目安としては、1万円以下であればポチ袋、1万円以上を渡す場合は祝儀袋に入れるという作法になっています。
この時、2回か3回は絶対に断られると思いますので、何も知らない人は「ああ、だったらいいかな?」と思ってしまうかもしれませんが、これは日本人の美徳である謙遜です。
茶道の作法でも、正客さんにお茶を入れてもらう時は、正客さんは必ず3回断らなくてはならないという、みんな分かっているがやらなければいけないルールが存在します。
それは、日本の美しい文化でもありますので、3回ぐらい断られてもめげないで「いえいえ、本当にお世話になったので、どうか私の気持ちと思って、お納めください」と頑張ってみてください。
四回も五回も断られるのであれば、さすがにそれ以上引き止めるのは逆に無作法になってしまうので、お礼を言って終了してくださいね。
あるいは、事前に「あの人はおそらく、心付け受け取ってくれないだろうな・・・」
ということが分かっているのであれば、再び旅館に宿泊する時などに、菓子折りなどを用意して「これは気持ちですので、どうか皆さんで召し上がってください」と渡してみましょう。
■心付けを渡すおすすめのタイミング
心付けを渡すタイミングに決まりはないのですが、部屋に案内してくれた時や夕食が終わって、食器を取りに来てもらった時、チェックアウトの時やスタッフの人に何らかのサービスをお願いする場合、旅館や仲居さんに迷惑をかけてしまった場合などのタイミングがいいでしょう。
宿によっては「お客様からの個別の金銭の受け取りは禁止」というルールが決められている場合もあるので、その時は感謝の気持ちと言葉を使って、精一杯のお礼を伝えれば十分です。
■心付けは感謝の気持ちの表現方法の一つ
いかがだったでしょうか。
心付けというのは、旅館に対して宿泊客が行う、感謝の気持ちの表現方法の一つです。
ですから、たとえ高級旅館に宿泊する場合でも、心付けを渡すのが絶対というわけではないのですね。
仲居さんが「そんなの受け取れませんよ!」と言っているのに「いいから!気持ちだから!」と無理やり渡してしまっては本末転倒ですので、渡せる場合は作法としてスムーズに行いましょう。